身体的特徴
サイズ | 中型犬 |
---|---|
種類 | 原始犬 |
体高 | オス:49~52cm / メス:49~52cm |
体重 | オス:12~18kg / メス:12~18kg |
毛質 | 硬い直毛 |
毛色 | 胡麻,トラ,レッド,ブラック,黒褐色,ホワイト |
耳の形状 | 立ち耳 |
尾の形状 | 鎌尾 |
性格
和犬の特徴である、とにかく飼い主に忠義を尽くし、死んでまで尽くそうとする精神がこの北海道犬にも宿っています。厳しい寒さなどの環境にも耐え、何よりも強い精神力があります。もともと飼い主のそばで命令を忠実に実行する事を喜びと感じる犬種ですので、社交性などはありません。他の人や犬に対しても興味がないか、しつこくされる事で攻撃的になる一面もあります。一般家庭での飼育時は、小さい頃からのしつけで飼い主がしっかりコントロールできるようにしましょう。
日常の世話
良く言えば勇敢、極端に言えばケンカっぽいところがあります。散歩の際は他の犬とトラブルにならないよう細心の注意を払いましょう。また、もともと猟犬として山の中を走り回っていたことから、膨大な運動量が必要です。日に2~3回は最低1時間程度の散歩を行い、できれば走り運動が好ましいでしょう。自由に走り回れる事が望ましいため、庭があればなおのこと良いでしょう。日々のブラッシングはさほど大変なことはなく、気付いた時にブラッシングをしてあげましょう。
歴史・起源
北海道犬はまたの名をアイヌ犬と呼ばれ、かつては北海道の先住民族であるアイヌ人が飼っていたクマ狩り用の犬種でした。東北地方からアイヌの人々とともに北海道へ渡り、島という環境を生かし血統を守ってきました。1937年に天然記念物に指定された際に、正式に「北海道犬」と定められました。以前はスピッツの血縁ではないかと考えられていましたが、最近の研究により、沖縄の琉球犬と近縁であることが分かっています。